仁木町銀山地区は、余市川とその周りの山地から構成され、川両岸の広大な平地は主に水田に、山の裾野には果樹園が広がる自然に富んだ地域です。水源となる余市川は、昭和30年頃まで天然の製氷が行われるほどの清流で、この清流が良食味のお米作りに非常に重要な役割を果たしています。

長年の努力で困難を克服

現在では良食味米で有名な銀山のお米ですが、余市川の清流に恵まれる一方、山間部に位置することから、日照時間が短く稲作には不向きだと言われてきました。しかしながら、米栽培に熱心な生産者が「銀山米研究会」というグループを結成し、長年の努力によりこの困難を乗り越え、ついには銀山のお米を高級ブランド米に成長させたのです。